問答無用!!!

退屈が苦手な まの字です

大津事件

明治24年
日本を訪問したロシアのニコライ皇太子が
琵琶湖の近くの大津で
警備の巡査に切りつけられた事件です

幸い 
傷は大したことがなかったそうですが
当時の日本は 国際舞台に出たばかりの弱小国
大国ロシアから戦争を仕掛けられるのでは・・・
と震えあがり

謝罪の意を表明するため 犯人の津田巡査を死刑にしろと 
裁判所に圧力をかけるわけです

国民も 当然 死をもって詫びるべし との世論だったようで
京都では 死んで皇帝に詫びると 
国を心配して 自殺する女性まで出る騒ぎに・・・

そんな中 
最高裁に相当する大審院 院長(裁判長)の児島は
けがを負わせただけの犯人に 死刑を宣告はできない
司法は政治と別だと
政府と国民のプレッシャーをはねつけ
無期懲役」の判決を出します

この事件は 
日本の司法の独立を確立した事件として 
知られることになりました
明治人の 日本を思う 気概 だったんでしょうね


っでね

それから120年 たった今

中国や日本政府の圧力を受けて  
あっさり船長を帰してしまった
検察の対応・・・・・

     どうなんでしょ??

明治より  おバカに なったのか? 
 あるいは かしこく  なったのか?
 考えると ちょっと 楽しいですねぇ〜



これから 何年もしてから 振り返ると  
今回の判断が 国益を得るのか 損なうのか  わかるんでしょうね〜