問答無用!!!

退屈が苦手な まの字です

掟破り

北海道根室沖のカニ漁船銃撃・拿捕(だほ)事件の船長が
ロシアで罪を認めて 戻ってきました

その日の記者会見で 罪を否定したんですね


・・・・・・・・・・・・・ マズイデショ


ロシアで 裁判をして 司法取引までしてもらったのに
開放された途端の 否定発言
ロシア当局も ビックリしてるでしょうねぇ


しかも 司法取引という優遇処置 ロシアからの妥協案でもあったのに
認めるのを強要されたようなもの
とまで 発言してるんですね

この方 認識を誤っています

例えばですが 
日本で 拘留されている被告が 
もし 早く裁判終わってお家に帰りたいから という理由で
なんでも イエス で済ませてしまい
刑が終わってから  

「ボク悪くなーーーーぃ もん ♪
 早く帰りたかったから ウソついたんだぁ〜」

と 言うのがあったとしても 
日本の社会では(あるいはロシアでも) そんなスタイルを認めません
罪人であるから認める
司法制度の根源にかかわる問題です

もし ホントに領海侵犯をしていないのであれば
銃撃で船員が殺された事は マジに糾弾できる
多少時間がかかっても 徹底的に無実とロシアの暴挙を主張する
のが 当たり前です (そうすれば日本政府も応援できますしね)

「だって可哀想 すでに抑留されて何日たってると思うの?」

こんな事をいう人がいたらナンセンスです

日本の裁判だって何年もかかる事が多いですよね

拿捕されている以上 立場は被告なんです
正 否 を判定するために 真理をつくす 
裁判というのはそういうものです 


相手がロシアだから と
どうも 事態を甘く考えているんですね

なんと 言ったらよいかわかりませんが
私の経験では 海は皆のもの というような
漁師の感情的な問題で
相手は 主権をもった外国 というより
敵さん♪  というようなイメージの軽さがあるんです

一般的に 領海侵犯に対する 罪の意識は そんなに
強くないんです

だから 今後も領海侵犯事件は起きる可能性
(誤解であってもです)がある ということを考えると

今回のような 注目される事件で 当事者が認めたのに
帰国後 あっさり否定したら・・・・

次に拿捕された人が とても苦労することになるでしょうねぇ

私がアドバイスできる立場であれば
罪を詫びた上で
こんな事件を二度と起こさないよう
グレーゾーンで操業しなければ 生活できないような
漁業協定を改善できない
国や水産庁の姿勢を 訴えるよう 勧めるんですけどねぇ・・・

(まの字は 昔 遠洋漁業の経験があります)