問答無用!!!

退屈が苦手な まの字です

台風の風 風速78m


この話は 以前にも書いた記憶があるのですが
 まぁ 台風が 月曜にでも近づいて来るようなので
 ホントに スゴイ風が どんなものか という 経験です

小笠原近海で 迷走台風3個に囲まれて
数十隻の僚船 と ともに 父島の二見湾に 避難したわけです

っで 一つの台風が 父島を直撃したんですね

まの字は 当時 船の次席通信士をやっていて
 船長や航海長 と 一緒に ブリッジにいて
 僚船と無線で連絡をとりながら 
 外の様子をうかがっていたわけですが・・・・

船長が 指をさして  騒ぎ始めたんですね

見ると
  湾の中ですから 大きな波が立つわけはないのですが
  湾の端から 白い壁が 立つのが見えたのです

 白い壁の高さは 数十メートルはあったでしょうか
 だんだん こちらの方へ 移動してきて
 端の方にいた いくつかの僚船が 
 白い壁に覆われて見えなくなると

 その船の通信士の 悲鳴が・・・・
 
 一つのチャンネルなので 各船 の 声が聞こえるんですね

 白い壁の 様子を 望遠鏡で観察して わかりました

 メチャ強い風が吹くと  
 海面に 数メートルの波が立つんです
 その 波がしらが 強い風にあおられて
 白いスプレーのように 海面が巻き上がって
 それが 白い壁 のように 見えるんです

 「風 って 見えるんだ・・・」 

 まの字の 印象でした

 「来るぞ!  来るぞっ!」

 と 船長が警戒を呼び掛けているうちに

 みるみるうちに接近した白い壁が 
      まの字の船に あたりました


・・・・・ 爆風    でしたね

 錨をおろしているのに 後ろに引きづられ
 エンジンを前進させ なんとか 船の態勢を守る船長

 しばりつけてあった 漁具 が 吹き飛ぶのが見えました
 飛んだ漁具は 海に飛ばされましたが
 まるで  砲弾のような 勢いで吹っ飛び
 もし 人や何かに 当たっていたら 
 かなりの 被害が出たと 思います


 この突風は 数十秒続いたでしょうかね
 



多くの僚船が湾内に入ったので 
  錨を引きづられ 風下に流されて 着底した 船もあったし
  この風で  ブリッジの窓が 割れて けが人が出た船や
  鋼製のブリッジの構造物が ゆがんだり
  吹き飛んだりした 船も出ました


父島の測候所と連絡を取った 局長が
 
 「今の風 風速78mで 風速計が壊れたそうですっ!」

と ブリッジに来て 船長に 報告していました

というわけで 
  なるほど あれが 風速78mかぁ と ・・・・


全部鋼製で 480トン という 
 漁船としては 大型の船で こんな 感じ

あれが 陸地で 住宅街があったら・・・・
 と 思うと 怖いですね


東京に来てから  
 台風の直撃や ホントに強い風に吹かれたことがありません
 台風の風って こんな 感じなんだと 
 思い込んでいる人が多いですね

 でも 直撃台風の風って
  ケタ違いの破壊力があるんですよ


台風に風速が表示されますが
  瞬間最大風速は 5割増し以上の風が吹きます

 つまり 風速50m とあれば  
         75m以上吹くことがあるのです

      風速30m でも
         50m近い 風が吹くことがあります

 
  信じられないような 
   風が吹くこともあるのが 直撃台風の怖さ です

せめて
ベランダにある 飛びやすい物を 入れるなどして
 注意 してくださいね 〜




*: 電車で見た ゴマ油のキャンペーン♪♪

 
 ううううっ  かどや の リカちゃん

   欲しい ですぅ 〜