問答無用!!!

退屈が苦手な まの字です

フカヒレ♪〜

気になるニュースがありました

長崎県長崎鶴洋高校の実習船の乗組員らが
実習中にとれた サメのヒレを販売 山分けした
という もので
教師の不祥事 とされているようですが
ちょっと 実情は違うのだろう
と 思うんですね

私の経験も含めてですが
この手の実習船は 地元産業と結びついた
マグロやカツオ トロールの実習をするわけです

っで 海を相手にするわけですから
マグロを狙っても サメやシイラなどが釣れてしまうことはあるんですね

ま 言うなれば そのつもりがないのに捕れてしまった 
ということになるのですが

最近の価格は知りませんが
サメなどだと あまり商品価値がないんですね
船主もサメもって帰っても いい顔しない  笑
というわけで
昔は ヒレだけとって 捨ててしまう
ということも 結構ありました

でも そのヒレも 普通に冷凍しても 価値がないので
船員が 暇つぶし的な理由もあり
自分の自由な時間に 干して
売れるフカヒレにすることが よくありました


わかりやすく言うと 
決して本業でないし 組織的にしていることでもなく
船員としては
お小遣いになり 趣味的ともいえる
プライベートの手作業感覚があるんですね
既得意識というか
少なくとも当人達は 何も悪いことをしているつもりがないんです

何十年も慣習として 行われていた
と けしからんような意味合いで報道されているのですが

どうなんでしょう 慣習というより 漁船員生活の文化だった
と言えるのではないかと 思うのですが・・・

基本的には 船員は船長の指示には良く従います

このスタイルがまずければ
県(この場合は県が船主です)が明快に これはダメ 今後こうしなさい と
船長に方針を出せば すぐに改善できる問題なんですけどねぇ

事件として 問題の指摘なのか?

このスタイルは良いの?
という疑問の提示なのか


歴史的な背景も説明せず 「不祥事」 と決め付けるのではなく
報道のしかたを もう少し考えてくれたら嬉しいですね